2006年 05月 11日
というわけで、オネーチャンつながりである (なんだかなあ…)。ジャケを見て、オネーチャンがいっぱい! ワーイ! …なんて喜んでいると、真ん中低めにオッサンが一人。なんやの、コイツ。自分だけエエ思いしてからに。世のため人のため宇宙の平和のために、一人ぐらいこっちへよこさんかい! とはいえ、ジェームス・ボンドの主な任務は、敵・味方を問わずオネーチャンを口説き落とす事なので、こうやって毎日特訓をしているに違いない。 「007は二度死ぬ」 で浜三枝と若林映子を口説いた際にも、この特訓が生かされていたのだろう。しかし、まさかナンシー・シナトラを口説いたりはしてないだろうな? 彼女のオトーチャンは、影のアメリカ大統領と言われているフランク・シナトラやで。いかにブッシュごときが 「イエス!」 と言うてもシナトラが 「ノー!」 と言うたら 「ノー!」 なんやで。そのあたりの分別はチャンとあるんやろうな、ボンド君? それから、フランク父ちゃんは1998年に死んだ…なんていうガセネタに騙されたらアカンで。アレはヒトラーと同じで、地球上のどこかで今も生きておるぞ。気ィつけや、暗い夜道とシナトラ一家。 ♪ さて、下の曲目を見て気付いた方もおられると思うが、どういうわけかシャーリー・バッシーが3作も起用されている。思うに、彼女のエモーショナルな歌い方がウケが良かったのかもしれない。あるいは、初めて歌ったゴールドフィンガーが売れたため (この曲はミリオン・ヒットとなった)、柳の下の2匹目、3匹目のドジョウを狙ったとも考えられる。 いずれにしても、彼女の歌った作品だけでなく、ポール・マッカートニー&ウイングスの 「死ぬのは奴らだ」 とか、カーリー・サイモンの 「私を愛したスパイ」 など、単体の曲としても魅力的なものが多いのは、ジョン・バリーやハル・デイヴィッドをはじめとする実力どころを揃えて、映画の魅力に頼らない曲作りをしているからだろう。単なる 「映画のサントラ・アルバム」 というだけでは収まらない一枚である。 ★ ★ ★ 1983 東芝EMI CP32-5046 ♪ ①ジェームス・ボンドのテーマ ②ロシアより愛をこめて/マット・モンロー ③ゴールドフィンガー/シャーリー・バッシー ④サンダーボール/トム・ジョーンズ ⑤007は二度死ぬ/ナンシー・シナトラ ⑥愛はすべてを越えて/ルイ・アームストロング ⑦ダイヤモンドは永遠に/シャーリー・バッシー ⑧死ぬのは奴らだ/ポール・マッカートニー&ウイングス ⑨黄金銃を持つ男/ルル ⑩私を愛したスパイ/カーリー・サイモン ⑪ムーン・レイカー/シャーリー・バッシー ⑫ユア・アイズ・オンリー/シーナ・イーストン ⑬オール・タイム・ハイ/リタ・クーリッジ ♪ さすがにこれ自体は廃盤のようですが、本年3月に 「ベスト・オブ・ボンド」 というタイトルで、もっと新しい主題歌まで含めて全22曲入りのものが出ました (東芝EMI TOCP-53627)。欲しい方はそちらをどうぞ。ただし、ジャケにオネーチャンは写っていません。w
by mogerand-m
| 2006-05-11 23:43
| 音楽/CD、LP…
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