2006年 05月 07日
普段はジャズ、ロック、ポップスなどばかりを聴いている私のような人間にとって、クラシックというのは、どこか近寄り難い雰囲気を持っているような気がする。もちろんそれは思い過ごしで、多分、個々の人間の価値観の相違の問題であろうから、クラシック好きの方たちにとってはいささか失礼な思考だと認識はしている。食わず嫌いは改めなければいけない。 ただし、そうは言っても、立ち食いソバ屋&牛丼屋御用達の人間がいきなりフルコース2時間の洋食をナイフ&フォークさばきも鮮やかにクリアする事が出来るわけがない。やはりここは、まずお手軽ランチコースあたりから始めてみる…というのが現実的なソフトランディングであろう。 ♪ で、ソフトランディング用に用意したウエポンがコイツだ。奏者は、泣く子も黙る(?)ベルリン・フィルのバリバリのチェリストたち+ゲスト。しかし、演奏されるのは下記にもあるように、私レベルの人間にとっても馴染みやすい曲ばかりである。しかも、⑤⑥や⑭あたりはまだ想定内だったが、⑬(チック・コリア!)や①(エリントン!)などは、はっきり言って想定外であった。 さて、ワクワクドキドキしながらそっと針を下ろす…あ、CDだから針は関係ないんだ。でも、そういう “儀式” が欲しくなるような雰囲気がある。気をとり直してCDPにかけてみると…。おお、これはスゴイ。素人のタコ耳でも、かなり難しそうなテクニックを駆使して演奏しているのが分かる。こういうキャラヴァンやスペインも 「あり」 だわな。 本日只今より、私は “クラシック食わず嫌い病” を克服すべく日々努力する事を誓います。まずはナマった体を鍛えるべく、毎朝のラヂオ体操第一&第二からだな。w それにしても、こういうのを聴くとオーディオ機器をグレードアップしたくなるんだよなあ。えーい、罪作りなヤツめ! ★ ★ ★ 2002 東芝EMI TOCP-66029 ♪ ①キャラヴァン ②アメリカ ③誰も知らない私の悩み ④クラップ・ヨー・ハンズ ⑤“ピンクパンサー”のテーマ ⑥ムーンライト・セレナーデ ⑦ザ・フラワー・イズ・ア・キー(モーツァルトに捧げるラップ) ⑧プレリュードNo.2 ⑨~⑩アメリカ2002/イン・メモリアム ⑪ディープ・リヴァー ⑫ラグタイム ⑬スペイン ⑭ラウンド・ミッドナイト ⑮サムホエア(⑮は日本盤ボーナストラック) ※12人のチェリスト/ゲオルク・ファウスト、ルートヴィヒ・クワント、ディートマール・シュヴァルケ、リヒャルト・ドゥーヴェン、クリストフ・イーゲルブリンク、オラフ・マニンガー、マルティン・メンキング、クヌート・ウェーバー、ニコラウス・レーミッシュ、ダヴィッド・リニカー、ヤン・ディーゼルホルスト、マルティン・レーア ※ゲスト/ティル・ブレナー(フリューゲルホルン、トランペット)、サー・サイモン・ラルト(スピーカー)、ヤンネ・サクサラ(ベース) ♪ 全く問題なく入手できます。ビートルズ集など何作かシリーズが出ているので、他のシリーズも是非どうぞ。
by mogerand-m
| 2006-05-07 04:33
| 音楽/CD、LP…
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